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2012年7月10日 (火)

富士山デュアスロン2012 登山パート

無事、自転車パートを終えた一行.まぁ、私を除く全員が『ハードコア自転車乗り』に分類される面々ですから、普段の練習よりずいぶん強度を下げたマッタリペースでのヒルクライムは「脚を温存して登山に備える」という意味で、十分な準備運動になったはず.

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毎年おなじ、この場所、に全員の自転車を置かせていただく.さすがにこの人数だと…なかなか壮観(笑)
佐藤小屋には毎年本当にお世話になっている.この富士山デュアスロンが実現しているのはこちらの小屋あってのこと.下山の暁にはお礼も兼ねて、こちらでプチ打ち上げを開催するのも例年のお約束になっている.

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ではこれから、山頂に向かってがんばるぞー!おー!

森林限界まではみんな一緒に揃って行動.この動き始めのところで、しっかりとねずたまくんに教わった呼吸法の復習.
「深い呼吸を速くする」これが意外と難しいのだけれど、意識してきちんと続けることができないと、途端に高山病の影が忍び寄る.呼吸を繰り返し、高地順応を念頭に置きながらゆっくり歩く.

お天気は…うーん…ちょっと曇ってるというか、雲の中に入っちゃってる感じかな.ひんやりと湿気た空気.この先、どこかで雲の上に出れば『あの青空』が見られるだろう.
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6合目の分岐の看板でおがわまことから注意事項. 『下山のときはあっちへ行かないように』あっち、というのは、富士スバルライン方面の下山道.私たちが下るのは吉田口方面.これを間違うとえらいこっちゃ、なのである.

この大事な通達を終えたおがわまことはここで解き放たれた.
もう山頂まで会うことはないだろう.古屋くんもおがわまこと一緒に行ってしまうはず.

今回、倉本さんは富士山には来ているけど、登山のみのお友達と一緒なので別行動.過去2年、倉本さんにペースを作っていただいて登っていた私は、今年、『オーバーペースに気をつければ大丈夫』という倉本さんからのメッセージを胸に、自分のペースを決めなければならない.
無理をするつもりはさらさらなかったけれど、いつの間にかペースアップしていたらしい.
後ろから『石井さん、速すぎるよ.それじゃ最後までもたないんじゃない?』と堀さんの声.

そんなつもりもなかったけれど、そうか、もうちょっと落とした方がいいのかな?と堀さんには前へ出てもらい、つると二人でゆっくり、淡々と足を運ぶ.今回初挑戦のつる.歩き始めてものの10分と経たないうちに『これ、おれ無理』と半ギレ(笑)そのくせ、堀さんのペースに合わせて行こうとするものだから…「無理だと思うならペース落としなさい」とーーー.
遅い方の人に合わせるならまだしも、自分より速い人のペースに巻かれると最後がほんとキツくなるんだからね.

七合目の小屋でちょっと腰を下ろして補給.アボカドサンドうまいー.ハニーバターサンドの甘さが沁みる.早起きして作ってきてヨカッタよー.私に余裕があったら少し余分に作って、持ってきても良かったんだけど、さすがにそんなことで荷物を増やせるほど余裕はない(断言w)
まだここの小屋では先行した3名(おがわまこと、古屋くん、アキラ)以外の6人は、堀さんがちょっと差を付けていたくらいでだいたい同じくらいのペース.

これは自転車も登山も同じなんだけど、休む時間を長く取ってしまうと、後々辛くなってくるので、とにかく『休みすぎないこと』がポイント.私はここでの大休憩の後、山頂までの間、小屋では一度も脚を止めなかった.

7合目の小屋を出ると始まる岩場.
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ここはまだ、手を使うまではいかない.けれど、足の運びは無駄に足を疲れさせないために頭の使いどころである.
慣れてくるとちょうど良い歩幅、高低差の石を見つけ易くなるものなのだけれど、それまではとにかく自分で意識して、腿(大きな筋肉)を高く上げすぎず次の一歩を出せる場所を見つける.歩幅はなるべく小さく取るようにする、とか基本のき、みたいなことなんだけど、これを気をつけるだけで足の筋肉疲労はかなり軽くなる.

一つ気をつけなくてはいけないのは、次の一歩の足の置き場に意識が行くと、ついつい、呼吸が浅くなること.
これはついうっかり、そうなってしまう、ところだから、本当に意識を切らせないように気をつけなくちゃなのだ.これを読んで『富士山楽しそう!』と挑戦しようとする方がもしいるなら、強くお伝えしたい.『呼吸は超大事!』高山病の頭痛は一度その痛みを自覚してしまうと、そこから呼吸で回復させたとしても、少し気を抜くだけでその痛みが戻ってきてしまう.

私は初挑戦の2年前、頂上まで登り、お昼ご飯を食べながら『これはもしかして、人によっては頭が痛い、という状態なんじゃなかろうか…』と気付いてしまった後、お鉢周りにでかけて…笑えない状態になった.このときは呼吸についての知識もなかったから、ただただ、仲間に助けてもらいながら連れてきていただいたことへの感謝の心と、最後まで迷惑をかけることなく終わりたいという緊張感、それでも山頂まで来れたじゃないか、という自己満足、富士山そのものから感じ取った目に見えない力のようなもの…などがないまぜになって下山まで何とか保ったようなありさま.
心の強さ、と言えば聞こえはいいけれど、ただの強がりである.本当は泣きたくなるほど辛い瞬間があった.

でも、それ以上に楽しかったから、翌年、さらに今年、と回を重ねても参加してるのだけれどーーー

誰もがそこまでの心を持ち合わせているとは思わないので、ここはやはり、呼吸法を頭に入れて少しでも高山病の影は薄く保つようにしながら登山できれば良いだろうなぁと思う.

生きている限り、私たちはみんな絶え間なく呼吸をしている.けれど、日常生活から遠く離れた高地で同じ呼吸をしていたのではまったく酸素は足りていない.当然、身体にも変化がおこるはず.
昨年、デュアスロンではなく、『血中酸素飽和度』を計測しながら富士山を登らせていただいた(このリンクは昨年のblog記事)とき、本当に少し呼吸をサボった(普段通りの呼吸をしていた)ら、途端に数値が低下.おっと危ない…とまた呼吸を意識して…を繰り返した.同行した友人は『死んでるんちゃうか?』という数値を叩き出し、念のために、と携行していた酸素缶を使って数値を回復させた.これは吸った後、ほんの少しのタイムラグで数値に反応が出るので、効いている、というねずたまセンセの診断つき.ということは、異変を感じても、そこで呼吸への意識をきちんと取り戻せれば、酸素の取り込みも取り返せる、ということだと思う.

体感している異変がどれくらいで回復するかはきっと本人の感覚次第だろうけれど、できる準備のひとつとして頭に入れて行くと良いこと.呼吸法ね.

さて、富士登山へ戻ります.
8合目が近づくと次第に岩が険しくなって…
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こんな場所もあります.岩を掴み足の置き場を確保して登る.(写真は先頭集団)
杖ついたお年寄りが富士山を登るイメージとはまるで違うもの.切り立った岩の壁を見てつるは言った「なにこれ!普通に登山じゃないですか?!」

だから、あらかじめ言ったじゃない.富士山ナメんな、とーーー.

確かに小学生でもお年寄りでも登っている.だからといってハイキングみたいに頂上まで行けると思ったら大間違いである.だけれども、彼らもちゃんと登頂しているのだから、登れるのである.
私たちと彼らの富士登山の違いがあるとすれば、スピード、くらいのもの.でも舐めてかかっちゃぁ…ダメね.

8合目ともなると雪が…真ん中、一本のシュプールがある.スキーブーツでここをハイクアップ?板を担いで?まったく好き者がいるものだ…(ほんとはダメなのよ.富士山でスキーしちゃ)
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富士山の8合目、新8合目、元祖8合目…一体ドコまで8合目やねん!と半分キレそうになりながら登るのも富士登山の定番のお楽しみネタである.最後の8合目での小屋を過ぎたあたりで…
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やった!雲が切れてきたヽ(´▽`)/山頂が見えたぞー.

富士山で見る青空は本当に冴えた色.写真じゃ絶対にあの感じは伝わらない.この色はここが日本の空であることが信じられないブルー.
私が思わず足を止めてこの写真を撮り、Facebookにアップデートしているときに、ちょうど横に居たひとりの山ガールも同じように空を見上げ、ようやく見えた山頂に「あぁ」と声を出した.

あぁ、わかる.『あぁ、だよねぇ(笑)』と話しかけると、『ですねぇ』と返ってきた(笑)
先も見えたことだし、頑張って行きましょう!とまた歩き出す.

山頂目前の9合5勺からがさらに一段とキツい.一段が大きい岩場で足を大きくあげなくてはならず、チビには不利!ま、不利と言ってもしょうがないので、登るしかないのだけれど…さすがにここまで来ると、集中力が切れそうになってくるのを一生懸命つないでつないで…それでも一瞬、ふら〜っと後ろに重心が持っていかれて、危うく滑落?!なんてことがあった.おっと危ない危ない.あと少しだから、がんばれわたし.

山頂から先着していた先頭集団の声が聞こえた.大きく手を振って応える.8合目の途中からつるとは離れてしまい、一瞬、たまきさんに追いついたあとはまた離れて、長らく単独行だったから、とっても嬉しかった.やっぱり仲間と一緒に来るのってイイネ.なんて思っていたら、びっくり、目の前におがわまこと!えっ?なにっ?迎えにきてくれたの?!

もうぅ!なんて言う姫様登山(笑)背中のリュックはもう決して重くはなかったけれど、ご好意に甘えて荷物を預かってもらった.ありがとう.
そして…
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やったーーーーーヽ(´▽`)/またココに来れたーーーーっ

おがわまこととともにゴールの鳥居をくぐる.今年も連れてきてくれて、本当にありがとう.
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お約束の記念撮影だけど、何度来ても、やっぱり撮っちゃう(笑)
そして、やっぱりここに来て感じるヨロコビこそ、富士山のパワー.

バイクパートスタートからここまで3時間44分.よく頑張りました.

そしてびっくり.山頂には…
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クマがいた(笑)

ちょ、、、川島さん、あなたその着ぐるみドコから出てきましたのん?って、アレか!川島さんのリュックが他の人より2サイズ以上大きかったのはコレのせいか!山頂でこの姿の川島さんは他の登山客から大人気.4組くらいの方に写真に一緒に納まってほしいとリクエストされ、ちょっとした【クマ撮影会】になっていた.いいぞ、もしかしたらこれで愛をリュックに詰めて下山できるかも…と期待に胸をふくらませたかどうかは分からないけれど、連絡先は…聞けなかった模様である.w
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(途中ですが、ちょっと寝ます)続きはまた明日…

ハイ.起きましたので続き、書きますw

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山頂の天気は晴れときどき曇り.眼下には雲が流れてくるので下界を見渡すことはできない.時折下の小屋までの視界を確保するのが精一杯.
気温は低め.じっと立ち止まっていると汗から冷えそうで、お守り代わりと思って入れてきたユニクロのウルトラライトダウンを引っ張りだした.これ、着ててもぜんぜん暑くない.陽が射すと背中がポカポカして気持ちいいんだけど、陰った途端にひんやりする.

おがわまことが『後ろ、どれくらい離れてた?』と気にしている.つるは7.5合目まで一緒だったけど、その後ろは結構離れたんじゃないかな….
心配だったのは歩き始めからキツそうな顔色だったイチローちゃん、そしてりっちゃん.
最初の通達で、途中で登頂が無理だと思ったら自分の判断で引き返すように.その場合、メールかtwitterかFBか、、、なんでもいいけどどこかにそのメッセージを残してね、というルールにしてあったのだが、どこにもその気配はないから、きっと山頂を目指しているのだろうと思うのだけれどーーー

いずれにせよ、二人が山頂に着くのはまだ時間がかかるだろうから、とひとまずみんなで火口を見に行くことにした.風が静かでお日様ぽかぽか.目の前に広がる荒涼とした火口の風景のダイナミックさとのギャップが現実感を喪失する.
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そんなこの場所に、なんかイイ感じでハマってる子がいた(笑)

そして、せっかくの好天なのだから、お鉢周りも行ける人は行っておいで、と.
おがわまことはりっちゃんの姿が確認できたら迎えに下りて行くつもりだったから、私はその荷物番をしていることにした.お鉢まわり組はアキラ、古屋くん、クマw(川島さん).つるは一緒に行きかけたんだけど、やっぱり無理かも、と引き返してきた.堀さんはハニースティンガーmgmgして「ちょっとあっちに景色見えそうだから行ってくるー」と思い思いに過ごす.
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堀さん、なるしまジャージじゃないの初めて見たかもしれない(笑)ハニステジャージ、超カワイイ!んだよ.自転車も黄色と黒で、登山のシューズも黄色で…もうね、ハニースティンガージャパンの回し者みたいになってました(笑)前田さん、私にもグミくださいw 超おいしかった( ̄ー+ ̄)

眼下にね、イチローちゃん、その下にりっちゃんが見えた.おがわまことがレスキューに向かう.ほんと、おがわまことはすごい.なんであんなことができちゃうのか.
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いやー.やりました!イチローちゃん.登頂成功です.この時は知らなかったんだけど…実はイチローちゃん、ツールを見ていてほとんど寝ずに参加していたそう.
コラコラ.富士山ナメちゃダメー!途中、本当にキツそうで、ハンガーノック防止に私のお守りだったパワーバージェル(梅)をボトルに溶かして差し上げた.
来年はしっかり寝てから来るようにね!

りっちゃんとイチローちゃんを待ってる間に、登山パートだけで参加だった倉本さんとお友達がすでにお鉢周りを済ませて合流〜♪よかったー.今年も会えたー♪
そして…

りっちゃんも無事、山頂へ.ゴーーーーーーール!
ほんとーーーーーーに、おつかれさま!よく頑張りました!初めての富士山がデュアスロン.りっちゃんのキツそうだった様子は2年前の辛さが蘇ってくるほど.ハグして思わず泣いちゃったりっちゃんにちゅなどんももらい泣きした.
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空にはみんなの登頂を祝うよう?にブルーインパルスが!!!
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薄いブルーの美しい機体は海の中を泳ぐイルカのよう.(イルカはブルーじゃないけどw)
何度も山頂上空を旋回していたよ.

ここで、というか、まぁ、山頂まで来て、わかったことなのだけれど…
7月10日、山開きから10日経ったこの日の富士山山頂ではありましたが何とーーー

【 小 屋 が 開 い て い な い 】という驚愕の事実…(lll゚Д゚)メシ、どーすんだ?

確かに、ここに至るまでの小屋もまだ工事しながら営業してる雰囲気のトコもあった.が、よりによって、山頂のココがやっていないなんて…
ほぼ開業準備も整っているように見えるし、すぐ目の前のそこに積み上がっているのは1食1000円のレトルトカレーや牛丼…がるるるるる…

想定外のことって起こるものですね.なんと山頂はトイレもまだオープンしておらず…12日オープンだということ.ヨカッタ.わたし、トイレ近い子じゃなくて(笑)
しかしランチは山頂で、のつもりだったから…(エネルギー的に)下山、大丈夫かねぇーーー.
アボカドサンドとハニーバターサンド、ソイジョイ一本は山頂着いてすぐ、全部食べちゃったし、ソイジョイはもう一本あったけど、これはりっちゃんにプレゼントしたし.イチローちゃんから荷物軽くするために預かってたドーナツは食べたい人が結構いたので私は結局食べず、おがわまことと二人で薄皮クリームパンを半分ずつしただけだ.
ま、おかげで荷物はすっからかん、になって軽くなったけどね!

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お鉢組はお鉢から直接下山に入ってもらうことにしていたから、残ったみんなで火口へ.ばんじゃーい♪

だがこの富士登山.とうぜん登って終わりではない.むしろ、本当の富士登山は下山から始まると言っても過言ではないのだ.(いや、それは過言か)
吉田口登山道には下山道が設定されている.よく言う『砂ばしり』というやつだ.石ゴロゴロの砂地をひたすら下って行くのだけれど、これが、普通に下ると本当にキツい.ここで足の爪が剥がれたり、膝を炒めたり、足首を捻ったり、滑って転んだり…考えられるトラブルはいくらでもある.だけど、ココは最後までどこも傷めずに下りたいところ.

砂と石が『ふんわり』と盛り上がっている場所へ足を運び、足下を崩して滑るように下るのがコツ.(わかるかなぁw)
一歩ごとに落下のエネルギーを自分の力で止めながらだと、膝と大腿四頭筋が逝ってしまう.

おがわまことはもうそれこそ、走って下ってしまうのであっという間に姿が見えなくなった.ほんと、すごいなぁ.富士登山競争に出る人はいろんなコトが違っている.
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下山もしばらくすると、再び雲の中に入る.
雪がまだ150cmほど(私の身長以上だったから、もっとかな?)の厚さで残っていて、その上を吹き抜けてくる風は冷たい.穏やかだった山頂とはまた違った感じである.さすが富士山.山の天気はほんの少しの条件の差で大きくかわってくるんだね.

堀さんが下山道から斜面を見下ろして『ここ逝けそうじゃね?』とか言ってる.えっ?それアタマ逝ってるんじゃ…と思うような岩がゴロンゴロンの斜面なんだけど….
聞けばこの方、高尾山←→陣馬山往復のトレランとかやってたらしいじゃないですか.そりゃ強いワケだ.というか、トライアスロン、フルマラソン、自転車、トレラン…えぇと…あとはナニが出てくるんでしょうね.この方(笑)
そこまで強靭な肉体の持ち主には見えないトコロがまた堀さんのおもしろいトコロでもあるのですががが.

しかし長い.うんざりするくらい長い下山道.そして、7合目の公衆トイレでとうとう、恐れていた事態.空腹の気配が…あーーーーー.
5合目の佐藤小屋でプチ打ち上げするからそこで食べるまで何とか持たせたいと思ってたんだけど.もうリュックに食料は何もないし、さっき8合目の小屋ではまだ行けると思って何も買わなかった.これは…最後、ひとつ残していたメイタンサイクルチャージをボトルの水に溶くしかない.と.
ドリンクの甘みで何とか誤摩化して、五合目まで行けるか…と一口飲んだら…「ナニコレぜんぜん甘くないやんけぇぇぇぇっ」(失礼.ついうっかり大阪弁がw)
でもまぁ、パッケージには124kcalだか、あるにはあるらしいから、甘くなくても飲むようにしよう.とちびちびやりながら微妙にペースアップ.こんなときは運動量を上げることによる消費カロリーのアップより、経過時間でくたばってくる.ウルトラマンで言うとカラータイマーが点滅している状態だ.なので、点滅中の仕事量を増やして少しでも早く下山したいところ.

6合目のスバルラインとの分岐点でおがわまことの姿を発見!やったー.ついたー♪

りっちゃんと川島さんの到着を待つのは他の皆さんにお任せして、私たちを長いこと待って身体が冷えてしまったおがわまことと一緒に先に佐藤小屋へ下らせてもらう.あーーーーはらへった.

小屋のお兄さんに「ただいま!何か食べられますか?」と聞くとーーー.「あー…ごめん.今日は…」

ぇぇぇぇぇえええええええーーーーーーーっ?

団体さんの到着がもう寸前らしく、食堂では急ピッチで大量のおにぎりが作られて、ぎっしりと並べられている.私たちが座れるテーブルはなさそうだし、あのごはんの量…きっと他の料理を作ってられる状態でもなさそうだ.

『でもカップラーメンならあるよ』というお兄さんに即答で『お願いします!』
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まるで、茶の湯、のような優雅な感じ(笑)でカップヌードルに湯を注ぐお兄さん(笑)
このカップヌードルは本当に美味しかった.

しかしそんな私たちを気の毒に思ってくれてか、いつも気っ風のいいこの小屋の女将さんが『ちょっと待ってな!』と言って、(なんと、サービスで)お稲荷さんを作ってくれた.
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ジューシーなお揚げさんに包まれたシンプル酢飯のお稲荷さんの美味しいこと!もうほんと染み渡りました.
お代はいらないよ、また今度も来て、泊ってってよ!、という女将さん.ありがとう.
その一声のおかげで、次なる企画が決まりつつありますよ.

【富士山トリプルクライム&デュアスロン】

これこそ変態の極みである.
初日、自転車で富士山を3本登って一周し、最後の一本を滝沢林道を登って佐藤小屋泊.翌日、富士山を登山する…もう、これ、なんという…
私はきっと3本登りきらないだろうけれど、ちょっとだけ…やってみたい(笑)

登山パートで消耗の激しかったりっちゃん.自転車で麓まで下るのは危険、ということで登山パートだけ参加だった倉本さんに滝沢林道4合目のゲートまで車で迎えにきてもらうことになった.
自転車の下り、というのは、登坂に比べて「らくちん」のイメージがあるだろうけれど、それは少し正しくて、かなり間違っている.
小さな下り坂なら『下り最高!気持ちええわー』で済むのだけれど、富士山のように20kmの長い距離を下り続けるともなると、そこで出るスピード、安全にコーナリングするための視界確保やブレーキ操作、ハンドリング、所々に現れる荒れた路面やグレーチングの見極め…などなど、神経を使うし、登坂よりもむしろ、集中力が必要.20km下るってことは、うちから逗子の渚橋までずーーーーーーっと下り続けるっていう距離なのだから.

ヒルクライムと登山、下山で行動時間はすでに10時間近いこの時点での下りは、本当に気をつけて、気をつけても足りないくらいなのだ.

だからこそ、おがわまことのこの判断はとても正しくて、そこで意地を張らず頑張らなかったりっちゃんはとても偉かった.(でも、ほんとうにギリギリまで消耗してたんだと思う)
日が暮れ始め、五合目でも肌寒くなりはじめた頃にダウンヒル開始.雨霰のようにぶつかってくる小さな虫が…気になるけど、そんなことは気にしていられない(笑)

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2時間かけて登った滝沢林道を約30分で下山.浅間神社の駐車場に無事到着!
みなさん、お疲れさまでしたーーーーーー!
とっても疲れてるところなのに、カメラ構えたちゅなどんに「思いっきり疲れた顔してください!」なんてオーダーされて(笑)
反応してくれたみなさん、ありがとう♡

この後、近くの日帰り温泉に行って、汗とホコリまみれになった身体をサッパリ洗い流して、解散!アキラはここですでに、普通に歩けなくなっていた.

私は今年で3年目の富士山デュアスロンだったけれど、これまでで一番、肉体のダメージは浅かった.翌日も筋肉痛はあったけれど、これまでのように筋肉の内部が炎症しているような熱い痛みがまったくなく、普通に歩いたり走ったりできるくらい.そんなにラクに(ペース落として)登山、下山したつもりはなかったのだけれど.

富士山に登ったあと独特の何とも言えない『満ち足りた感』をしっかりチャージして横浜へ.私を待っていたのはフラミンゴ自転車部のボス、ジョージさん.この後、まだまだ長い夜のはじまりだったのですが、24時間連続稼働に至ったにも関わらず、元気が続いていたのは間違いなく富士山のパワー、だと思う.

そんな2012年の富士山デュアスロンでした.
来年のデュアスロンはどんな風になるのか、今から楽しみです.
(おわり)

あぁ、久しぶりに、長いやつ書いて、完結したような気がする…(ダメw).

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コメント

どっかで見たことある斜面が。。。

25年前,そこでスキーをしましたが何か?(;´▽`A``
何も知らずにバイト先の社員に連れられ,もちろん板かついで,しかもスキーブーツで5合目から登山Σ( ̄ロ ̄lll)

下山はスキー靴で土の上を滑りながら降りれて楽だったような。
靴底ボロボロになった。。。orz

もう頼まれても絶対しないけど(^-^;

たかさん、スキーブーツで富士山登るって…・(lll゚Д゚)ナイナイ!
でも確かに下山はスキーブーツの方がラクかも(笑)

堀さんもそうなんだけど、たかさんも、聞けば聞くほど、変態的にびっくりする話しが出てくるからスゴイねぇ…┐(´-`)┌

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